智弁和歌山が延長戦を制し、3回戦を突破した。

 7回に3点差を追いつかれ、延長戦へ。10回1死一塁で4番の高垣鋭次内野手(3年)が高校15号の勝ち越し2ランを放った。その裏2死一、二塁から相手の4番に左翼線を破られたが、ホームを狙った一塁走者をアウトにし、1点差で逃げきった。

 高垣は3月中旬から主将を任され、4番と合わせて重責を担う。「投手のためにも、絶対に10回で決めなければと思っていました。つなぐのではなく、自分で決める思いで打席に立ちました」と責任感で打った決勝弾だった。