相模原(神奈川)が29日、江の島海岸で練習納めを行った。

 片瀬江ノ島から藤沢方面に片道10キロ、復路は砂浜を走る往復20キロ走を終えると、全54選手で「エッサッサ」を演じ、一体感を高めて今年の練習を締めくくった。

 キャプテンの浅岡尊晴内野手(2年)は「秋は悔しい思いをし、この冬はその思いを胸に練習をしてきました。佐相監督がおっしゃるように、来年も甲子園を目指して、練習していきます」と、秋季県大会初戦敗退の無念を来年こそ晴らすと誓った。

 激戦区神奈川で、県立校の甲子園出場にこだわる佐相真澄監督(58)は「このオフは『体技心』と『自信、工夫、確信』をスローガンにしてきました。『体技心』とは、体力は土台、その上に技術が身に付けば心に余裕が生まれ、試合で生きる。それに『自信、工夫、確信』。出来ないことを出来るようになるまで努力し、出来るようになったらその確率を高める工夫をし、高い確率がさらにその質を高める、です。オープン戦では(強豪私学に)勝利することもあり、個々の自信につながったと思います。この冬、自信を持ちながら、さらに上積みを目指し、チーム力全体が上がっていければ」と、来年のチャレンジへ意気込んだ。