第89回選抜高校野球大会(3月19日開幕、甲子園)の選考委員会が27日、大阪市内で開かれ、21世紀枠で部員わずか10人の不来方(こずかた=岩手)が選出された。

 ◆主な甲子園の少人数チーム 74年池田(徳島)は11人で準優勝し「さわやかイレブン」と呼ばれた。エース山沖之彦を擁した77年の中村(高知)は12人で「二十四の瞳」と呼ばれ準優勝した。87年大成(和歌山)はわずか10人。初戦敗退もV候補の東海大甲府に1点差(3-4)と善戦した。近年は部員不足の場合に合同チームを組むことが可能になったため珍しいが、13年はいわき海星(福島)が16人、昨年は小豆島(香川)が17人でベンチ入り登録人数(18人)に満たなかった。今回40年ぶりに出場を決めた中村は前回の12人より4人多い16人で臨む。いずれもセンバツ。