2回戦で開校3年目にして悲願の夏初勝利を挙げたふたば未来学園は、3回戦で7回コールド負けを喫した。

 2回戦でノーヒットノーランを成し遂げたエース左腕草野陸世(りくと)投手(3年)が先発したが、4回途中に6安打4失点でマウンドを譲った。2番手が1死もとれずに再登板。今度は3回2/3を1安打無失点に抑えた。

 同校は、東日本大震災と原発事故の影響を受け、福島県双葉郡の県立高5校を統合する形で、15年春に開校した。2年前、1年生として主将の遠藤和明主将と2人だけで野球部を立ち上げた草野は「本当に2人でやってきて、つらいことがたくさんあったが、夏1勝できた。悔いはないです。成長できた」と語った。