前橋育英(群馬)が8回コールドで勝利し、2年連続夏の甲子園出場に王手をかけた。初回に今大会初先発の吉沢悠投手(3年)が、いきなり先頭打者に本塁打を浴びた。しかしその後は安定した投球で7安打3失点で完投した。

 打線では2番堀口優河二塁手(3年)が2安打5打点の活躍。チームは大量10得点を挙げ、決勝進出を決めた。

 荒井直樹監督(52)は「吉沢は非常に状態が良かったので起用しました。制球も安定して、彼本来の丁寧な投球をしてくれました」と話した。決勝戦については「明日が本当の勝負。自分たちが積み重ねてきたことを出したいです」と意気込んだ。