神戸国際大付(兵庫)が、5-4で昨夏準優勝の北海(南北海道)を下し、夏初勝利を挙げた。

 劇的な逆転劇の主役は、2年生の谷口嘉紀外野手だった。

 1点を追う6回に左中間へ同点弾。7回表に2点を失い、再び追う立場となって迎えた7回には、今度は右方向へ逆転3ランを運んだ。

 大会史上32人目(34度目)となる2打席連発。今春センバツでは無安打に終わっていたが、甲子園でアーチをかけ「小さいころからの夢がかなった」と笑みを浮かべた。

 青木尚龍監督(52)は夏初勝利に「選手に感謝です。本当にうれしい」と話していた。