大阪桐蔭が新チーム初戦を、7回コールド勝ちで制した。

 第28回U18(18歳以下)ワールドカップ(W杯)に日本代表として出場していた、1番藤原恭大外野手(2年)が4打数3安打3打点の活躍を見せた。3回1死二塁、中前に打球を飛ばすと「行けるかなと思って走りました」と中堅手が後逸するのを見て、そのまま本塁へ駆け抜けた。高校通算20号は持ち前の俊足を生かしたランニング本塁打となった。

 U18W杯が行われていたカナダから12日に帰国した後は、休みなしで翌13日から大阪桐蔭の練習に合流。藤原はカナダでアメリカ代表の投手陣のレベルに驚きながらも「日本で対戦できないようなピッチャーと対戦できたのはいい経験になった。自分に余裕ができました」と自身の経験値を上げた。西谷浩一監督(48)も「チームを引っ張っていかないといけないという気持ちが今まで以上に見え始めている。色々な面で成長したと思います」とチームの中心選手として期待した。