高校野球の屈指の強打者でプロ志望を表明した清宮幸太郎(東京・早実)の父でラグビー・トップリーグ、ヤマハ発動機の清宮克幸監督が24日、大分市での試合後に取材に応じ、プロ志望届提出後に可能となる各球団との面談について「タイミングが合えば」と話し、同席する意向を示した。

 進学かプロか迷った末の長男の決断には「旅立ちという思いが強い」と感慨深げに語った。妻と3人で2度行ったという家族会議は、議事録まで取るほどの徹底ぶり。「結論ありきは良くない」と待ち、今月上旬までカナダで開かれたU-18(18歳以下)ワールドカップ(W杯)から帰国後に告げられ「いいんじゃないか」と受け止めた。

 清宮監督自身は早大出身だが「本人の意思を尊重するという教育方針でやってきた」と話した。