大阪桐蔭が香里丘に勝利し、ベスト8入りを決めた。4番根尾昂内野手(2年)が7回に2点本塁打を放つなど、5打数2安打4打点で貢献した。

 打球はバックスクリーン真ん中に直撃した。2-1で迎えた7回2死一塁。根尾が3球目の直球を振り抜くと、打球は真っすぐに飛んだ。通算17本目は公式戦初のバックスクリーン弾。西谷浩一監督(48)も「なかなか打てないですよ」とたたえ「平田(現中日)とか森(現西武)も打ってましたね」とプロで活躍するOBの名前を挙げた。

 根尾は打った手応えは感じなかったものの「自分のスイングはできたかなと思います」。この日は5回2死満塁で先制の2点適時打を放つなど、4打点で4番の役割を果たした。それでも「1、2回とチャンスで凡退してしまった結果が前半(4回まで)の0-0だったと思う」と反省。慢心なく、夏春連続の聖地を目指す。