日本文理(新潟)の大井道夫監督(76)が32年の指導者生活にピリオドを打った。試合後、最後の“大井節”がさく裂した。

 「よくやってくれた。もっとバタバタするかと思ったけど、“バタ”ぐらいで済んだ」

 今夏の甲子園は2回戦で仙台育英(宮城)に敗れたが、国体に選出された。

 「まさか選ばれるとは思わなかった。いっぱいいる文理ファンにユニホームや帽子とかあげていたから、慌てた(笑い)。1つぐらい勝ちたかったけど、国体でやれて幸せ」

 今後は3年を目途に総監督としてチームに携わる。