新潟県高校野球連盟は14日、来春の21世紀枠選考会議を開催し、県の候補校に長岡大手の推薦を決定した。また一般選考枠での出場候補校には、いずれも北信越大会に出場した日本文理、中越、北越の3校を推薦する。

 長岡大手は今秋の県大会で8強入り。21世紀枠での推薦理由として、以下の3点が挙げられた。

(1)学業と部活動の両立 今年で創立115年。普通科で約8割が大学に進学し、国公立大にも4分の1が進学。また複数の部が全国大会に出場するなど、真の文武両道を実践。

(2)最近の野球部成績 14年にOBの鈴木春樹監督(46)が就任して以降、昨年は春4強、夏8強、秋8強に進出。今年も春と秋に8強入りするなど、短時間の効率的な練習で上位進出の常連となっている。

(3)校内での野球部員の活動 毎年1月のセンター試験前日には中心でエールを送り、受験生の大きな励みとなっている。また県総体の壮行会でも応援団となって激励するなど、率先して応援する姿は、全校生徒に良い影響を与えている。

 21世紀候補は今後、北信越地区で1校に絞られ、12月15日に同地区の代表として発表される。1月26日に一般枠を含めた選考会が行われ、センバツ出場校が発表される。