今春センバツ出場の静岡の大石哲平内野手、稲角塁内野手、小柳廉外野手(すべて3年)が、指定校推薦で関西学院大に合格したことが9日、分かった。

 大石は総合政策学部に合格し、来春から関西学生リーグの硬式野球部でプレーする。静高では3番三塁手だったが、「大学では遊撃手や二塁手で勝負したいです。スピードをアピールして早くからベンチに入りたいです」と意気込んだ。

 経済学部合格の稲角も硬式野球部に所属予定で「持ち味の積極性をアピールしたい。高校でも明治神宮大会に出たので、大学でも神宮を目指したいです」。7番一塁手として見せた力強い打撃をさらに磨く決意だ。

 主将としてチームをまとめた小柳は教育学部に合格し、準硬式野球部に所属予定だ。教員免許の取得を考えており「指導者として甲子園を目指したいです」。3年夏は後輩に定位置を奪われ試合出場がなかったが、「甲子園でのいい思いと、夏に出られない悔しさを両方経験できたのは、指導者になる上ではプラスと思います」と振り返った。3人同時合格については、「楽しさも苦しさも一緒に味わった仲間。今後も何かあれば助け合っていきたいです」と笑顔で話した。【鈴木正章】

 ◆大石哲平(おおいし・てっぺい)1999年(平11)6月11日、藤枝市生まれ。小1から野球を始める。東海大静岡翔洋中3年夏に3番遊撃手で全国3位。168センチ、72キロ。右投げ左打ち。血液型B。

 ◆稲角塁(いなずみ・るい)1999年(平11)5月11日、静岡市生まれ。小3から野球を始める。大里中では静岡JYBBC所属。静岡では1年秋からベンチ入り。176センチ、78キロ。右投げ右打ち。血液型A。

 ◆小柳廉(こやなぎ・れん)2000年(平12)1月13日、東京・港区生まれ。小1から野球を始める。高松中を経て静岡に進学。2年秋に投手から外野手に転向。178センチ、74キロ。右投げ右打ち。血液型B。