昨秋近畿大会準優勝の智弁和歌山に4年ぶり12回目の朗報が届いた。

 学校では学校関係者や選手の家族らも出席して祝意会が開催され、高嶋仁監督(71)は「昨夏の甲子園を経験したチームから8人が残っている。チームとして1つ、2つ、3つと頑張って上を目指していきたいけれど、1つ、2つでは帰って来られない、そういう気持ちで戦ってきたい」とあいさつ。グラウンドでは選手から胴上げされた。

 監督としての甲子園春夏通算の出場回数も37回目で単独トップになったベテラン監督は「甲子園では優勝しても、うちは胴上げはないんです。相手がいるので。でもここでは相手校はいませんから。やっぱりうれしいですね」と顔をほころばせた。