学校創立100周年の英明(香川)に3年ぶり2度目のセンバツ切符が届いた。

 外に粉雪が舞う校舎で出場決定を知った主将の千原凌平内野手(2年)は「夢がかなった」と仲間と喜びあった。昨秋の四国大会は明治神宮大会で優勝した明徳義塾との決勝戦で最後まで追い詰めただけに地力は十分。夏の選手権は2度出場し11年に初勝利を挙げたが前回出場の選抜は初戦敗退している。

 1年生ながら遊撃手を任され、打順も6番と期待される山上慎太郎内野手は、3兄弟全員甲子園出場を決めた。長兄雄大さん(21)は坂出商の三塁手で14年夏、和伸さん(20)は英明の捕手で15年春に出場。2人の兄の雄姿をスタンドから見てあこがれた大舞台。「兄たちがかなえられなかった初勝利を目指して、大会まで力をつけたい」と意気込みを語った。