今春のセンバツに21世紀枠で出場した伊万里は、延長12回にサヨナラ負けを喫し初戦で姿を消した。

 6回に追いつき、2-2の同点で迎えた延長11回、無死二、三塁から9番・山口修司投手(3年)のスクイズで勝ち越した。だがエース山口は9回から右足ふくらはぎがつり、まともな投球ができず「力を入れようにも入らなかった」。同11回に同点にされ、同12回無死満塁からサヨナラ打を許し、力尽きた。これで昨夏に続き、佐賀工に連敗。

 吉原彰宏監督(43)は「今年は勝たないといけなかった。完璧な勝ちゲームだったのに、ありえない」と険しかった。