古川工が0-7で仙台育英に完封負けし、7年ぶりの甲子園出場を逃した。15年決勝で仙台育英に0-13と大敗した雪辱も果たせなかった。

 3回に2点を先制されて迎えた6回表が、最大の好機だった。左前安打、死球、バント安打で無死満塁。代わった2番手投手に対し、3番鎌田大作捕手(3年)、4番佐々木大成内野手(3年)が立て続けに外角スライダーに手が出ず、見逃し三振。5番石山拓人外野手(2年)も一飛に倒れた。9安打を放ったものの、1点が遠かった。

 粘りの投球を見せていたエース右腕・小松龍生投手(3年)は6回以降は得点を重ねられ「やっぱり育英は強かった。いくら自分の投球をしても簡単にもっていかれました」。間橋康生(47)も「思った以上の点差になってしまった。埋めなきゃいけない差、壁を感じます」と出直しを誓った。