第100回の夏に「主役」が帰ってくる。春夏の甲子園連覇を目指す大阪桐蔭(北大阪)が23-2で大院大高に大勝した。6回には11者連続安打、1イニング13得点を記録する猛攻。1985年(昭60)に清原和博、桑田真澄の「KK」を擁したPL学園などがマークしていた大阪大会決勝最多得点を更新する歴史的Vを飾った。

 大阪桐蔭の「二刀流」根尾昂内野手(3年)も、4打数3安打2打点の活躍を見せた。初回1死一、二塁から2点目の右前適時打を放ち「中川、藤原がポンポンと打ってくれて流れがきていた。どんどん打っていこうと思った」とたたみかけた。春夏連覇がかかる2年連続の夏の甲子園へ「去年は大阪を勝ち切れたが、甲子園で負けて、勝ちきれない夏を味わった。今年は勝ち切れた夏にしたい」と意気込んだ。