2年ぶり6度目の夏の甲子園に出場する常葉大菊川(静岡)が30日、表敬訪問など一連の日程を終え、聖地に向けて気持ちを切り替えた。

 菊川ナインは午前8時15分から地元の菊川市役所を訪問。その後は練習を終え、午後3時から県庁で吉林章仁副知事を表敬訪問した。奈良間大己主将(3年)は「甲子園では一戦必勝で、まず1勝したいです」と宣言し、高橋利和監督(32)も「全国でもフルスイングを貫いていきたい」と抱負を述べた。同校は10年前の08年夏、第90回記念大会で準優勝。吉林副知事から「今回は100回記念。ぜひ優勝を目指して欲しい」とエールを送られた。

 朝からの「あいさつラッシュ」を終えた奈良間主将は「自分たちしか経験できないので特別感があります。もう1回、甲子園で勝つために気を引き締めていきたいです」。今日31日に現地入り予定。8月5日の開幕に備える。【鈴木正章】