済美(愛媛)が中央学院(西千葉)を破り2年連続で初戦を突破した。

 2-2で迎えた4回、政吉完哉外野手(3年)の適時打で勝ち越し。なおも2死一、三塁から三塁走者の山田響外野手(1年)と一塁走者の政吉が重盗。山田が際どいタイミングながら本盗を決め4点目を奪った。

 守っては愛媛大会全5試合を1人で投げ抜いた山口直哉(3年)が粘り強い投球。最速144キロの直球と変化球で中央学院打線の反撃をかわし1点差で逃げ切った。強打者の大谷拓海投手(3年)には初回に犠飛を許したが、その後は三振、一直、三振と無安打に抑えた。

 甲子園初勝利を目指した中央学院は春に続き初戦で涙をのんだ。