甲子園大会で史上初となるタイブレークが行われた。ナイター照明に明かりがともった第4試合。佐久長聖(長野)-旭川大高(北北海道)は延長12回でも勝負がつかず、延長13回から無死一、二塁で始まるタイブレークに突入した。延長14回、佐久長聖は上田勇斗内野手(3年)の二ゴロの間に1点を奪い、これが歴史的な決勝点となり、5-4で勝った。

 佐久長聖・大池が、史上初のタイブレークで最初の打者となった。無死一、二塁の状態で始まった延長13回、先頭で代打に送られた。サインは犠打。カウント2-1から投前へ転がしたが三塁封殺となり、役割を果たすことができなかった。犠打の練習は重ねていたが「技術不足で、悔しい。自分のミスで、終わらせることができなかった。勝てて、本当にほっとした」と反省しきりだった。