第12回U18アジア野球選手権大会(9月3日開幕、宮崎)で球数制限の導入が検討されていることが16日、分かった。侍ジャパンのトップチームが出場するWBCでは「投手起用に関する制限」として適用され、U12やU15でも採用されているが、高校世代であるU18のカテゴリーでは初となる。

 投手の投げられる球数を最大105球とし、その場合は4日間の休息を義務づける。球数しだいで登板間隔の条件を設ける形で、2日続けて登板し、計50球以上投げた場合、少なくとも1日の休みを必要とし、4日連続の投球は認められない。なお、球数が上限に達した場合でも、その打者との対戦が終了するまで投球は可能となる。来年以降に予定されるU18ワールドカップも同様のルールが適用される見通しだ。

 高校野球では、選手の健康管理、故障予防の観点から、国際大会で既に採用されていたタイブレーク制を導入した。延長13回無死一、二塁で開始し、今夏の100回大会で、ここまで2試合が行われ、歴史的な1歩を踏み出した。甲子園と国際大会の主催は異なるが、今後の新たな展開が注目される。