第63回全国高校軟式野球選手権大会が24日、兵庫・明石トーカロ球場で開幕した。

全16校が参加した開会式では、初出場の広島新庄(西中国・広島)洲浜公輝主将(3年)が選手宣誓。「被災されて、今も復興に向けて尽力されている方々に笑顔と元気を送れるよう、最高の仲間と全力でプレーし、最高の夏にすることを誓います」。3年生部員と一緒に考えた宣誓文を堂々と誓い、胸を張った。

部員や関係者に被災者はいなかったが、広島は4年前にも甚大な大雨被害を受けており「初めて全国大会の舞台に立てるので、みんなで元気づけたいです」。初戦となる25日の1回戦で登別明日(北海道)と対戦する。

今大会は26年ぶり4度目出場の慶応(南関東・神奈川)、18年ぶり10度目出場の早実(東京)など古豪復活も目立つ。初出場は広島新庄と筑陽学園(北部九州・福岡)の2校。決勝は29日に行われる予定だ。