“ミラクル・カナノウ”再び! 今夏の甲子園で準優勝に輝いた金足農が、甲子園帰り初戦で鮮やかな逆転勝ちで初戦を突破した。

5-6の9回2死満塁から4番嶋崎響己内野手(2年)が逆転の2点中前適時打を放った。「打った球はストレート。真ん中低めの甘い球。打った瞬間、行ったと思った」。バックネット裏の部屋から吉田輝星投手(3年)らレジェンド3年生が見守る中でのミラクル逆転勝ちに嶋崎は「プレッシャーにはならなかった。先輩たちに見守れているような感じで、むしろうれしかった」と胸を張った。

甲子園後の練習試合では1-21で敗れるなど、2戦1分け1敗で公式戦に乗り込み、初戦突破に導いた中泉一豊監督(45)は「新チームはやればできると思う」と自信を見せた。