高校野球日本代表として、U18アジア選手権3位に貢献した常葉大菊川の奈良間大己内野手(3年)が、進路を大学進学に絞ったことが21日、分かった。

日刊スポーツの取材に、奈良間が「大学でやります。4年後にプロに行けるように、最初から意識していきたいです」と明言した。

もともと進学が既定路線だったが、今夏の静岡大会打率8割1分8厘、甲子園でのバックスクリーン弾などで評価が急上昇し、プロ入りを意識し始めた。

U18アジア選手権には、同校の根来龍真捕手(3年)とともに出場し、本来の遊撃手ではなく、二塁手としてプレー。大会終了直後には「迷っています」と言い、家族や関係者と相談を重ね、この日までに決断した。

決断に至るまでも奈良間は、ほとんど毎日、同校の練習に参加をし、10月1日の福井国体初戦の金足農(秋田)戦に備えている。「まだまだ走塁も打撃も弱いので、しっかりしていきたいです」。進路の迷いも消え、次へのステップを踏む。