オリックスにドラフト1位指名された天理・太田椋内野手(18)が26日、奈良県天理市内の同校で指名あいさつを受けた。1位指名に驚きがあったようで、一夜明けたこの日も「本当にまだうそのような、実感がないです」と話した。

父暁さん(47)は元近鉄内野手で、現在はオリックスで打撃投手を務める。太田と対面した長村裕之球団本部長(59)は「お父さんより男前。いい顔してますね。顔もプレーヤーにとって大事。将来チームの要になっていく顔つきですね」と笑いを交えつつも、べた褒めした。

今年のドラフトでは中日に1位指名された大阪桐蔭・根尾、広島に1位指名された報徳学園・小園ら高校生に有望な遊撃手がそろった。太田は「現時点では下かもしれませんが、将来的に抜かしていけるように頑張っていきたいと思います」と意気込んだ。球団は、安達のあとを担うショートとして期待。太田も「プロの方全員に話を聞きたいですが、安達選手はショートでレギュラー。吸収できることはしていきたい。足が速くて守備もうまくて、バッティングもパンチ力があってすごい選手」と“弟子入り”を志願した。