優勝候補の星稜(北信越・石川)が広陵(中国・広島)を7回コールドで下し4強入りを決めた。

来秋ドラフト候補の最速150キロ右腕、奥川恭伸投手(2年)が快投。自己最速にあと1キロと迫る149キロの直球、鋭いスライダーなどで立ち上がりから奪三振ショーを演じた。

7回を投げ3安打、無四球、無失点。11三振を奪った。

5番を打つ奥川はバットでも貢献。4回、先制の適時三塁打。この回7得点のビッグイニングで試合を決めた。

奥川は今年春夏の甲子園に出場。2年生ながらU18高校日本代表に選ばれアジア選手権に出場した。今秋の北信越大会では1回先頭から10連続奪三振の離れ業も見せた。この日の好投でさらに評価が上がったのは間違いない。