今夏の甲子園で16強入りした常葉大菊川の奈良間大己遊撃手(3年)が、立正大法学部にスポーツ推薦で合格したことが、26日までに分かった。東都大学1部に所属し、今秋の明治神宮大会で2度目の日本一に輝いた硬式野球部で、4年後のプロ入りを目指す。

奈良間は「素直にうれしいです。頑張りたいと思います」決意を示した。今夏は主将としてチームを率い、県大会で8割1分8厘の高打率をマーク。甲子園でも同校伝統の「フルスイング」でバックスクリーンに本塁打を放ち、「静岡のジーター」と注目された。大会後には同校の根来龍真捕手(3年)とともに高校野球日本代表に選出され、正二塁手としてU18アジア選手権3位に貢献した。菊川で生まれ育った奈良間。今後は活躍の場を大学野球の聖地・神宮球場へ移し、夢のプロへ飛躍する決意だ。【鈴木正章】

◆奈良間大己(ならま・たいき)2000年(平12)5月8日、菊川市生まれ。堀之内小1年から野球を始める。菊川西中では小笠浜岡シニアで捕手。常葉大菊川では1年秋からレギュラー。172センチ、66キロ。右投げ右打ち。50メートル5秒8。高校通算20本塁打。家族は両親と兄。血液型A。