平成最後のセンバツとなる第91回選抜高校野球大会(3月23日開幕、甲子園)の選考委員会が25日に行われ、同日午後に出場32校が発表される。注目される「関東・東京」の6枠目は東海大菅生(東京)が軸ながら、横浜(神奈川)佐野日大(栃木)なども絡んで、例年以上に混戦の様相だ。それぞれに有利、不利なデータがあり、議論は白熱しそうだ。

佐野日大が平成最初と最後をつかむ。同校OBでもある麦倉洋一監督(47=元阪神)は、平成元年夏の甲子園開幕試合で完封した。「高校2年冬時点の私より上です」と指揮官が褒める右腕・松倉亮太投手(2年)は「最初と最後、という話は夏から聞いていた。いい形で出られるように」と聖地への切符を待つ。