全国高校野球選手権大会が100回大会を迎える2018年夏までの長期連載「野球の国から 高校野球編」。名物監督の信念やそれを形づくる原点に迫る「監督シリーズ」第2弾は、智弁和歌山を率いる高嶋仁さん(71)です。歴代最多の甲子園64勝を積み上げてきた名将の物語を、全5回でお送りします。

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2008年夏の甲子園、2回戦の木更津総合戦でさい配をふるう智弁和歌山の高嶋仁監督
2008年夏の甲子園、2回戦の木更津総合戦でさい配をふるう智弁和歌山の高嶋仁監督

◆高嶋仁(たかしま・ひとし)1946年(昭21)5月30日、長崎県生まれ。海星(長崎)で外野手として夏の甲子園に2回出場。日体大卒業後、72年から智弁学園監督、80年から智弁和歌山監督。94年春に甲子園で初優勝し、その後97年、00年夏に全国制覇。主な教え子は元阪神中谷仁、ヤクルト武内晋一、日本ハム西川遥輝ら。甲子園64勝(33敗)は歴代最多。春夏36回出場は福井商・北野尚文元監督と並ぶ歴代最多タイ。