広陵(広島)の秋山功太郎主将(3年)が平成最後の甲子園で堂々と選手宣誓した。人生初の大役を終え「間違えずに言えてほっとしています。毎日イメージした」と安心した表情を見せた。

チームで作り上げた宣誓文だった。中でも重要視したのが「ありがとう」という言葉。「広陵野球部が一番大事にしている言葉。どうしたら伝わるかチームメートで考えました」。選手宣誓が決まった15日から考え始め、添削してもらい翌日には完成させたという。

印象的な「笑顔の花」というフレーズには「高校生らしいプレーで日本中に笑顔を届けられるように」という願いを込めたという。

広陵の初戦は大会第4日、第2試合で八戸学院光星(青森)と戦う。

 

選手宣誓は以下全文。

宣誓 91回を迎えたこの選抜大会は平成を締めくくる大会です。

今まで、多くの先輩方が紡いできた伝統を私たちは受け継ぎ、新たな時代を築いていきます。

今、私たちは、たくさんの方々に支えられて、あこがれの場所に立っています。汗と涙を流して励まし合った仲間、いつも支えてくれる家族、応援してくださる全国の方々にありがとうの気持ちで、平成最後の甲子園を最後まであきらめず、正々堂々と戦い抜きます。

そして、高校生らしいはつらつとしたプレーで日本中に笑顔の花を咲かせること誓います。

平成31年3月23日 選手代表 広陵高等学校野球部主将 秋山功太郎