星稜(石川)が履正社(大阪)とのV候補対決を制し2回戦進出を決めた。プロ注目右腕の奥川恭伸投手(3年)が奪三振ショーを演じた。

奥川は1回に自己最速を更新する151キロをマークするなど伸びのある直球と変化球を内外角に投げ分け、被安打3、毎回の17三振を奪う130球の完封劇だった。

試合後、林和成監督は「奥川が非常にプレッシャーと、緊張感がある中で最後までよく投げきってくれた。変化球、フォークのキレも良かったしコースに丁寧に投げていた。(履正社は)1番から9番までスイングスピードが速くていつ1発を食らってもおかしくないと思ったが、真っ直ぐがキレていたしファウルも取れていたので後半バテなければ、と思っていた」とエースの快投を称賛した。

2回戦は28日の第3試合で日章学園(宮崎)-習志野(千葉)の勝者と対戦する。