10年ぶりに春の甲子園で勝利した習志野ナインを「美爆音」で知られるブラスバンドが後押しした。

今年3月に卒業した3年生も含め約200人のブラスバンド部員が演奏。3月中旬から、1日2~3時間を応援練習に費やした成果を披露。美しく大きなサウンドで大応援を繰り広げた。

応援団の中には、43年前のOBで、習志野応援の代表曲『レッツゴー習志野』の作者、根津嘉弘さん(60)もトランペットで参加。「『レッツゴー習志野』は、回のインターバルに景気づけで演奏した曲。習志野らしく元気な雰囲気をイメージして作りました。この曲をずっと後輩たちが演奏してくれて、うれしいですね」と話し、チャンスに何度も後輩たちと一緒に演奏し、試合を盛り上げた。

先発の山内翔大投手(2年)は「うちのブラバンはすごい応援。流れも引き寄せてくれる」と話し、「美爆音」のブラスバンドは、今やチームの戦力のひとつになっている。

選手、アルプス一丸となって、習志野は2回戦、大会NO・1右腕・星稜奥川恭伸投手(3年)に挑む。