北海学園札幌が8犠打を絡める堅実な戦いで、2年ぶりに春初戦を突破した。昨年12月に、16年まで10年間北海部長を務めた坪岡英明監督(49)が就任。

今春には、日大山形捕手として06年夏の甲子園で8強入りしている前札幌日大監督の秋場拓也氏(30)が部長に就任した。新体制初陣を飾った坪岡監督は「序盤は得点できたが、中盤からは、なかなかチャンスで1本が出なかった。初戦でいいところも悪いところも出たのは収穫。次に生かしたい」と話した。

試合前には、秋場部長が「スタンドにいるメンバーも一緒になって戦っていこう」とゲキ。主将の小原壱多朗一塁手(3年)は「チームのムードがとても明るい。まずは監督、部長の初戦で勝てて良かった。リードした後に、気の緩みが出たので、反省したい」と話した。