仙台育英が4年ぶりに王座(24度目)を奪回した。17年夏決勝以来となる東北戦は0-2からの逆転勝ち。

4回に主将の千葉蓮内野手(3年)が同点の2点中前打、7回にも再び千葉主将が2点適時打を中前に運び、3連覇を狙った宿敵を突き放した。ベンチ入り20人の今大会は4試合でのべ66人を起用。投手は1年生2人を含め1試合平均4人でリレーし、実戦経験を積ませた。須江航監督(36)は「試合前も、試合後も練習してきた。体力的に負荷がかかり、戦い方も制限をかけた中で勝ちきったことを褒めたい」と、3季連続の県制覇に目を細めた。

東北大会には前監督の佐々木順一郎監督(59)率いる学法石川も出場する。須江監督は「絶対当たります。予言しておきます」と自ら「師弟対決」を熱望。「3年生は途中まで佐々木先生とやっている。成長した姿を見せたい」と実現を願った。【中島正好】