札幌国際情報が札幌光星にサヨナラ勝ちし、06年以来13年ぶりの4強に進出した。

延長10回裏、1死満塁で久保田廉太朗捕手(2年)が中越え適時打を放ち、試合を決めた。サヨナラ打を打った札幌光星のエース真下空良(3年)は、日高リトルシニア時代の1学年先輩。久保田は前夜、LINE(ライン)で「よろしくお願いします」と送り、真下からは「よろしく」と、健闘を誓い合った中での対戦だった。「打ったのは内角の真っすぐ。中学時代からとらえるのが難しい先輩だったので、犠飛でもいいと、思い切って振ったのが良かった」と喜んだ。

10回4安打2失点完投のエース原田航介(2年)も同リトルシニア出身で「先輩との投げ合いに勝てたのはうれしい。(捕手の)久保田とは中学時代からバッテリーを組んでいるので、リズムよく投げることができた」と振り返った。