センバツ出場の広陵や広島新庄など実力校がノーシードから頂点を目指す。広陵は、春は県大会序盤で敗れたが、夏も有力候補。投手陣が充実しており、150キロ右腕・河野佳(3年)を軸に、左腕の石原勇輝(3年)、森勝哉(3年)や、高太一(3年)らも控え、4本柱。打線は、22日に行われた広島県の招待試合で大阪桐蔭と対戦し、17安打を放って7-3で勝利するなど、攻撃力に磨きがかかっている。

伝統校の広島商や如水館も力がある。広島商は古豪復活なるか。この春は、15年ぶりに県大会で優勝。長打力のある打者がそろい、高い攻撃力が武器。夏の甲子園出場は、04年以来15年間遠ざかっており、この夏はオールドファンからの期待が高まりそうだ。如水館は今春から、元南海大久保学監督(54)が就任し、春の県大会では、広陵など強豪を倒していきなり準V。強肩強打の山下尚捕手(3年)が攻守の要。大久保監督が「甲子園を狙えるチーム」と評する戦力で夏に挑む。

広島新庄の桑田孝志郎投手、木村優介捕手(ともに3年)のバッテリーはプロ注目。呉は、センバツでも好投したエース・沼田仁(3年)に続く投手の台頭が待たれる。

最速151キロの好投手・谷岡楓太投手(3年)擁する武田にも注目。