目白研心は、あと1歩及ばなかった。1点ビハインドで迎えた5回表、主将の加藤友朗内野手(3年)の右前への適時打で同点に追いつき、その後2点を追加して逆転に成功。

しかし再び同点とされ、迎えた8回に再逆転を許し、初戦敗退を喫した。

鈴木淳史監督(37)は「3年生ありがとう」と試合後のロッカー室で3年生13人に伝えた。「3年生がいたから、こんなに良い野球部を作れた。前を向いてほしい。これからが勝負だ」と伝えた。最後にこのユニホームを着て、悔しさで終わったことを忘れないで欲しいという思いがあった。

同点打を放った加藤は「練習したことをもっと発揮したかった。高校野球をやりきったといえます」と涙ながらに答えた。