主将の一振りがチームを勝利に導いた。高田商は初回無死一、二塁のチャンスに3番樋口雄斗外野手（3年）が左中間を破る適時二塁打で2点を先制。4回、相手に3ランを浴び一時逆転を許すも6回、主将の6番大住康真捕手（3年＝主将）が、再逆転となる左越え2ランを放った。その後、8回にも1点を追加。シーソーゲームを制した。

豪快な一発で試合を決めた主将は「つなぐ意識を持って打席に入った。結果的に本塁打になって素直にうれしい」と満足げに語った。

2日連続の雨天順延で難しい調整を強いられた。「あらゆる状況を想定する準備はできていた。1試合目だと思って試合に臨んだ」と振り返る。

3回戦進出を決め勢いにのる。夏2度目の聖地へ。高田商の夏はまだまだ続く。【山崎健太】