07年夏甲子園Vの「がばい旋風」再現を狙う佐賀北の初戦は、第1日第2試合で、神村学園(鹿児島)との九州対決となった。

自ら優勝投手となった久保貴大監督(30)は「まさか、という感じですね。神村さんとはやったことがない。打線も守備も力があるチームという印象で、これから対策を考えます」と少々困惑気味だった。07年全国V時の初戦も第1日から登場して「がばい旋風」が実現した。「あの時は開幕試合だった。(第2試合で)今度はバタバタはしないかなとは思いますが、とにかく最後まで勝敗が分からないゲームをしたいです」。監督として甲子園初采配。監督となってからつけている黒縁メガネの奥で瞳を輝かせていた。

なお、小野颯真捕手(3年)が体調不良のため欠席、抽選は千綿洋登副主将(3年)が代役を務めた。