八戸学院光星・下山昂大内野手(3年)が大会通算50本目の満塁本塁打。50本のうち開幕戦で飛び出したのは、36年の野村清(岐阜商)が盛岡商戦の初回表にランニング本塁打でマークして以来、83年ぶり4本目。開幕戦の初回表は野村に次いで2本目だ。

満塁に限らず、開幕戦の初回表にいきなり1発が出ること自体が珍しい。初回裏は76年津末英明(東海大相模)16年手束海斗(鳴門)らが打っているが、表の1発は前記の36年野村以来。36年といえば2・26事件が起き、プロ野球最初の公式戦がスタートした年になる。

東北6県勢の開幕戦アーチは初めて。大会1号が満塁弾は90年水島裕介(浜松商)以来29年ぶりとなった。【織田健途】