日本はスーパーラウンド成績が2勝3敗となり、5位で全日程を終えた。

9月末からの茨城国体に出場しない3年生選手は、これが高校最後の試合になった。大船渡の最速163キロ右腕・佐々木朗希投手(3年)もその1人。「負けてしまって残念。プレーヤーとして、もう少しチームに貢献したかった」と声を落とした。やり切ったかどうか、という質問には「半々です」と答えた。

国内高校生史上最速163キロの樹立、岩手大会決勝で出場なくついえた甲子園への夢、血マメで不本意に終わったW杯…。剛速球を投げるとはいえ、多感な年齢の佐々木に起こった多くの出来事。「親とか、お世話になった人全員に、高校野球を終えての感謝と、これからも頑張る気持ちを伝えたいです」と思いを口にした。

卒業後の進路について、試合後は「帰ってから決めます」と話すにとどめた。帰国後、9月中旬以降に希望進路表明会見を行い、その席であらためて国内プロ志望を表明する見込み。「充実して、大きく成長できたと思います」と高校野球の2年半を締めくくった。