今夏の甲子園で全国制覇した履正社が24日、茨木市内の同校グラウンドで東大阪大柏原と年内最後の練習試合を行った。

ダブルヘッダー2試合とも投打がかみ合った。1試合目は、来秋ドラフト候補の小深田大地内野手(2年)が高校通算29号の満塁弾を放つなど、2桁安打で11-0と大勝。先発したエース岩崎峻典投手(2年)も的を絞らせず、5回1安打で0封した。「緩急を使えて粘り強い投球ができました」。近畿大会で出番のなかった右腕の内星龍(うち・せいりゅう)投手(2年)も2回無失点と好投。控え主体の2試合目も11-2で勝利した。

秋季近畿大会4強の履正社は、3季連続の甲子園出場がほぼ確実。投手力の向上が今チームの課題とされるが、投打ともに好感触を示した。1試合目に適時打を放った主将の関本勇輔捕手(2年)は「年内最後の試合で負けられない話もあった。緊張感も漂っていて勝てて良かった」。目指す甲子園夏春連覇へ上々の締めくくりだ。【望月千草】