山梨学院が6日、甲府市酒折の酒折宮で必勝祈願を行った。

全部員、監督、コーチ、父兄数名が参加。吉田洸二監督(50)は「監督として、チームの成績はもちろんですが、約100名の部員を預かる立場として、ケガや事故がなく活動ができることをお願いしました」と、穏やかに話した。

今年のテーマは「ONE TEAM」だ。昨秋の秋季関東大会では準優勝を果たし、第92会センバツ高校野球大会に出場する可能性は高い。昨年のチームは、デスパイネこと右の大砲・野村健太外野手(3年)、左の好打者・菅野秀斗内野手(3年)らを中心に強力打線で春、夏甲子園出場を果たしたが、主砲が抜けた新チームは、打撃強化を課題に掲げ練習。徹底的に振り込み、冬半ばながら順調な仕上がりを見せている。主将の功力史也内野手(2年)は「今年は主砲と言われる選手がいないので、バントやエンドランでしっかりつないでチームプレーで勝っていきたい」と「ONE TEAM」の勝利に手応えを感じている。

今夏は山梨県連続出場記録タイとなる5連覇がかかっている。功力は「先輩たちから引き継いだ歴史を、自分たちの代で終わらせたくない。悔いが残らないように、絶対にいい結果を残したい」と誓った。

センバツ出場校は今月24日に発表される。