17年夏の甲子園優勝チームの主将が逮捕された。強盗目的で民家に侵入し、住人に頭蓋骨骨折、顔面切創などの大けがを負わせたとして、千葉県警は1月31日、強盗致傷などの疑いで、東京都町田市、無職千丸剛容疑者(20)ら男5人を逮捕したと発表した。

千丸容疑者は17年夏の甲子園で優勝した花咲徳栄(埼玉)の主将だった。卒業後は駒大進学も1年時に野球部を退部。大学も退学していた。

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OBの逮捕に花咲徳栄の岩井隆監督(50)は驚きを隠せなかった。この日、同校で取材に応じ「残念です」とコメントした。

指導者になるという夢に対し、駒大退学後も相談を受けていただけに、悔しさをにじませた。チームは3月から開催されるセンバツに出場予定。17年夏の甲子園優勝時の主将が関わった事態に、大会直前のチームへの影響は少なくない。「選手たちの心のケアをしっかりしていきたい」と話した。