“3本の矢”を磨く。第92回選抜高校野球大会(3月19日開幕、甲子園)に21世紀枠で出場する帯広農が13日、兵庫遠征に出発した。

4泊5日の日程で16、17日には紅白戦を予定。投手陣として期待されるエース井村塁投手、2番手千葉俊輔遊撃手、3番手水上流暢(はるのぶ)右翼手(いずれも2年)の3人は「実戦で打者と対戦し感覚を上げたい」と声をそろえた。

全道は井村、千葉俊の2人で4強進出も前田康晴監督(44)は「センバツは水上を含めた3投手で戦いたい」と言う。水上は地区予選の芽室戦で鋭い縦スライダーを駆使し3回無失点と好投した。千葉俊(C)井村(I)水上(M)の調子を上げるのが今遠征の狙いの1つ。お笑いコンビTIMは「命」が代名詞だが、帯広農はCIMトリオが守備の生「命」線となる。