各都道府県の夏の高校野球選手権大会は行われるのか。ゴールデンウイークが明けた7日、各都道府県高野連に現時点での方針や見通しを聞いた。なお、日本高野連は20日に運営委員会を開き、甲子園大会の開催可否を協議する。

北海道 5月20日の日本高野連の協議次第だが、やるとしても無観客を想定。日程(6月27日開幕)は厳しく、順延も検討。

青森 現在は通常開催へ準備中も、20日の日本高野連の結果を受けて再協議する。甲子園が中止になっても県レベルの代替大会も検討する意向。

岩手 現在は通常開催を大前提に準備中も、開催の際は無観客開催も選択肢の1つとしている。

秋田 現在は夏に向けた会議は開いておらず、通常開催で準備。20日の日本高野連の協議結果後、協議する予定。無観客や大会方式なども20日以降に検討する。

宮城 11日に会議を開き、今後について議論する。現時点では通常開催で準備中。

山形 現在は通常開催を目指し準備中。20日の日本高野連の判断を踏まえ、次の検討事項を模索する。無観客とするかは未定。

福島 通常通りの開催を目指し準備中。20日の日本高野連の協議で甲子園大会開催の可能性が出てくれば、県大会の方式、日程などの案を出していく。甲子園が中止なら、代替案を検討する。

群馬 未定。20日の日本高野連の協議結果を見てから検討する。

栃木 未定。20日の日本高野連の協議結果を見てから検討する。

茨城 開催準備を進めているが、20日の日本高野連の協議の結果、甲子園が無観客なら茨城も無観客を検討する。延期もあり得る。甲子園が中止の場合、県独自の大会も検討する。

埼玉 20日の日本高野連の協議結果が出るまでは準備を進める。無観客も検討中。

千葉 準備中だが20日の日本高野連の協議結果次第で無観客もあり得る。

東京 甲子園大会があるなしにかかわらず、東西東京大会開催へ準備を進める。

神奈川 通常開催で準備中も、無観客について今後、協議する。甲子園が中止の場合は県独自の大会を行うか、協議する。

山梨 通常開催へ準備中も、延期もある。無観客の可能性は高い。

新潟 準備は進めているが、全ては20日の日本高野連の協議結果が出てから。

石川 通常開催で準備するが、甲子園大会が無観客なら石川も無観客の見込み。

静岡 開催へ準備する予定だが、日本高野連の指針を待って最終的に決める。

愛知 開催へ準備しているが、20日の日本高野連の協議結果を受けて検討する。甲子園大会が中止の場合、県独自の大会も検討中。

岐阜 理事会を開けていないため、無観客とするかなど運営方法は未定。

三重 12日に会議を開き、方針を検討する。

大阪 20日の日本高野連の協議結果を受けて対応するが、現在は無観客は想定せず、甲子園が中止の場合は大阪だけの開催も検討。

兵庫 20日の日本高野連の判断も見ながら、5月下旬の運営委員会で日程や観客動員について詰める。

和歌山 予定通りの日程で準備中。無観客は検討中。甲子園が中止の場合、独自大会開催の可能性もある。

鳥取 通常開催へ準備中で、延期は考えていない。感染者がこれ以上、出なければ、予防対策の上、観客動員も検討。甲子園が中止の場合は代替大会も検討する。

山口 6日に常任理事会を開き、甲子園が開催されるなら山口は無観客で行う方向性を確認した。

福岡 20日の日本高野連の協議結果を受け、22日に無観客など方向性を示す予定。

長崎 20日の日本高野連の協議結果を受け、22日に無観客など方向性を示す予定。

大分 6月3日に方向性を示す予定。

熊本 20日の日本高野連の協議結果を受け、6月4日に方向性を示す予定。

沖縄 12日に無観客などの方向性を示す予定だが、最終的には日本高野連の決定を待って決める。