来月11日開幕の「夏季静岡県高校野球大会」の組み合わせが27日、代理抽選によって決まった。

優勝候補の静岡商は2回戦から出場し、星陵対桐陽の勝者と対戦。昨夏県王者の静岡高は、1回戦で三島北と対する。両校はこの日、校内のグラウンドで練習試合を行い、静岡商のエース高田琢登投手(3年)が昨秋県王者の藤枝明誠戦に先発。4回1安打無失点と好投した。静岡は加藤学園と対戦。7回に4番関宮楓馬捕手(3年)が犠飛を放ち、6-5でサヨナラ勝ちした。

<大会見どころ>

1回戦で屈指の好カードが実現した。プロ注目の二俣翔一捕手(3年)を擁する磐田東と、最速140キロ超右腕・杉田蒼希主将(3年)がエースの浜松工が対戦。甲子園出場経験校同士の静岡市立対常葉大橘も楽しみだ。史上初の3校連合チームとなる熱海・金谷・佐久間は、昨夏の県大会準優勝校・駿河総合と1回戦で激突。前U18高校日本代表監督で、今春に就任した永田裕治監督(56)が率いる日大三島は、2回戦から登場。静岡対三島北の勝者と初戦を迎える。108チームを東西に分けて組み合わせたため、近隣校の対戦が多くなった。

◆ポイント 沼津高専が出場辞退し、108チームに。7イニング制のため、試合序盤から勝負を仕掛けるチームが増えそうだ。昨夏を制した静岡、最速148キロ左腕・高田琢登投手(3年)を擁する静岡商が中心。甲子園交流試合に出場予定の加藤学園が続く。