東西東京を代表する名将2人が、夏の大会前に相対した。帝京(東東京)と日大三(西東京)が11日、日大三グラウンドで練習試合を行い、9-4で日大三が打ち勝った。

日大三・小倉全由監督(63)は帝京・前田三夫監督(71)のことを尊敬の念を込めて語った。「東東京では前田監督にもまれました。なかなか勝てなかった。目標の監督とやれる。幸せなこと」。青年監督として関東第一(東東京)を率いた80年代「打倒・帝京」を合言葉に甲子園を目指した。前田監督は「(日大三は)ゆるみがないチーム。そんなチームと試合がやれて、いい勉強になる。ありがたい」と受けて立った。

両校の対戦は、昨秋都大会準々決勝以来(2-1で帝京が勝利)。甲子園はない今夏だが、8月10日に東西の優勝校が東京王者をかけて戦う。両監督とも「やりたいですね」と声をそろえ、再戦を望んだ。