昨夏の甲子園を制した履正社(大阪)が22日、府独自大会の初戦に登場し、北かわち皐が丘に14-1の5回コールド勝ちで圧勝発進した。
最後の夏に、チームをけん引したのは、プロ注目の主砲だった。初回に失策で1点を先制されたが、その裏にさっそく反撃。無死一、二塁で今秋ドラフト候補の小深田大地内野手(3年)の中越えの同点適時二塁打などで4点を奪った。さらに2回には直球をとらえ、高校通算34号となる中越え2ラン。「今までにないくらい状態がいい」と自画自賛。大会を前に、対応力強化のためスイングの軌道を修正。「素振りの時から、上からのスイングを意識。いい形で出来ている」。直近の練習試合を含め、5戦連発と絶好調だ。6球団のスカウトが見守る中、3安打4打点の大暴れだった。
チームは10安打14得点で毎回得点。岡田龍生監督(59)は「(打席で)間を取れるようになっている。ゲームしたら必ず打っているんじゃないか」と頼れる背中を喜んだ。
投げては、公式戦初先発の最速147キロ右腕・内星龍投手が3回1安打1失点(自責0)。これまでは、登板機会に恵まれなかったが190センチの長身を生かした角度ある球で6奪三振。「本調子ではなかった。(エースの)岩崎もいいので、ライバル意識でやってきた。2人で投げていけたら」と投打がかみ合った。主将の関本勇輔捕手は言う。「自分たちはチャンピオンを目指して圧勝して勝つ。全力で一生懸命やりたい」。この夏も、大阪で最後に笑う。【望月千草】

