栄徳のエース奥村幸雄投手（こうゆう＝3年）が4連続奪三振を含む6回3安打10奪三振と好投し、チームの勝利に貢献した。

内外の投げ分けに、決め球のチェンジアップで相手打線を翻弄（ほんろう）。まさにエースらしい投球に「初回ボールが真ん中に集まっていたので、内角を突く投球に修正できたことが良かった」と振り返った。

4回戦の相手は中京大中京に決まった。「とにかく名前負けしないように堂々と戦いたい。厳しい試合になると思うが、ロースコアに持ち込めば何とかなる。内角を突く直球でどんどん押していきたい」。

「代替大会を思い出作りにするつもりはない。自分の実力を試したい」と語る左腕。次戦の「大きな山」を乗り越え、その名を上げる夏にする。